いろいろなボランティア活動

ボランティア活動とひとことで言ってもさまざまなものがございます。
自分にできる事、得意なことや、好きなことで、人の役に立てたら、と、気持ち・思いはあっても、実際何ができるのか?活かせることなのか?よくわからないことがたくさんあるかと思います。

 

本サイトではさまざまなジャンルのボランティア活動に参加された方の体験談をまとめております。募集先(行政・市民団体・NPO法人等)や活動内容等、皆さんがボランティア活動に取り組む・知るきっかけになりましたら幸いです。

 

音訳ボランティアを通じて

以前から図書ボランティアをやっている地元の公立図書館で、音訳ボランティアを募集していることを知りました。音訳ボランティアというのは、視覚障害者をお持ちの方のために、本を読み上げる仕事です。以前から本を読むことが好きだったので、やってみることにしました。

 

説明を受ける

十人前後のボランティアさんが、図書館の奥にある会議室に集められました。最初に職員の方から、実際に作業に入る前に、簡単なトレーニングを行うことを説明されました。つぎに、外部からいらっしゃった講師の方が、音訳ボランティアとはどういうものかを説明してくださいました。音訳は朗読とはちがって、なるべく情感をこめず、意味がはっきりと伝わるように、平明に読むことが大切だということです。そうして実際に芥川龍之介の「羅生門」を読んでくださったのですが、確かに淡々とした語り口ながら、リズムが一定で聞き取りやすく、抑揚がなくても情感が伝わるのに驚きました。

 

レッスンの開始

いよいよレッスンの開始です。講師の方に指導を受けながら、十分ほど発声練習をしました。学生時代に演劇部に所属していたので、発声練習用の北原白秋の「五十音」という詩(「あめんぼ赤いな」で始まる、発声練習の定番)を久しぶりに見て、なんだかとても懐かしく感じました。それからいよいよテキストをもらいました。私は宮沢賢治の「どんぐりと山猫」という短編が割り当てられました。つい早口になりがちなことを指摘され、何度か練習して、その日は終了。翌週にもう一度レッスンがあって、そのつぎの週からいよいよ録音が始まりました。

 

わたしはボランティアの中でも遅い方だったので、実際に録音するまでにもう少し時間があります。そこで、家で何度も読む練習をしました。間違いやすい漢字にルビをふり、読みにくい言葉をきちんと発音できるよう心がけます。ただ読んでいるうちにすっかり話が気に入って、抑揚はつけない、感情はこめない、と言われたのに、岩手弁らしい「そんだら、はがき見たべ」という言葉などは、どうしてもその響きが出したくなって、わざとなまりをつけて読むことにしました。

 

録音当日

そうして録音当日。一箇所、読み間違えたところはあったのですが、結局録音も止まることがなく、一発OKをもらいました。なによりうれしかったのが、あとで講師の方に、よく練習されましたね、と言われたことでした。これからも機会があればやってみたいボランティアです。

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